盲点だった。仕入れ送料がばかにならない!仕入先の「しばり」とは

宅配便

さて、仕入れ方法や取引先が決まって、さっそくお店のために商品の仕入れを始めます。
ここで数ヶ月運営してみて分かった盲点がありました。
それは
「仕入れ送料がばかにならない」こと。

仕入れ送料、手数料、支払い方法などの契約時の縛りが、その後のショップ運営を苦しめます。契約時に確認しておきたい取引内容について解説します。



仕入れ先からの「しばり」とは

たくさんの仕入先と取引をして、多くの商品を店先に並べたい、というのは商売人としての心情だと思います。
でもちょっとまって!
仕入先との取引内容をよく確認してください。
仕入れるときのいわゆる「しばり」が、どの会社にも在るはずです。
この「しばり」はかなりの曲者です。ぜひ、取引を開始する前に理解しておきましょう。

縛り(しばり)には以下のようなものがあります。

■仕入れ個数のしばり・・・・アイテム数12個から注文可能
■仕入れ金額のしばり・・・・10000円以下の仕入れ金額の場合、送料一律600円
■手数料のしばり・・・代引き手数料一律324円
■支払い方法のしばり・・・支払いは代引きのみ

仕入れ個数のしばり

取引会社からこんな契約を提示されます。
「注文するときは12個以上でお願いします」など、個数の下限を決められるのです。
この場合、たいていは送料は無料での契約となりますが、それは個数=注文金額の下限が決められているから。

1アイテム仕入れ金額が3,000円の商品の場合、12個以上という縛りを設けられると、1回の注文金額が36,000円以上となってしまいます。

「そのくらいしょうがないんじゃないの」と思うかもしれません。
でも、いざ販売を開始してみたら、1ヶ月に3個しか売れない商品だったとします。
12個一度に入れたら、回転率が悪くて仕方がありません。
そうなると、仕入れをやめるか、在庫を多数抱えるかのどちらかの選択になってしまいます。

販売を開始してみないと売れ行きと言うのは分かりづらいですよね。だからこそ、最初の取引開始時における、自分の判断を慎重にしないといけません。これは1ヶ月に何個くらい売れそうなのか、しっかりと見極めて、長く仕入れ続けられるような取引契約内容に持っていくことが大事です。

たとえば、この場合なら、12個以上での仕入れではなく、6個以上でお願いできませんか?と、契約時にお願いしてみると良かったですね。6個なら金額も18,000円になりますし、在庫も多すぎると言うわけではありません。
それで相手がNOと言うなら、少しずつ妥協案を提示して(例えば送料を300円持ちます、など)、お互いが納得いくような契約内容へ進められると成功です。

仕入れ金額のしばり

これは、注文個数縛りと似ていますが、アイテムがたくさんある会社との取引の場合、こういった金額の縛りはほとんどの取引で行われます。
仕入れ金額10,000円以上でお願いします、という内容ならば、かわいいものです。1万円以上買えば送料は無料、といった契約ですね。とても良くある取引内容です。

ひどい(?)ところになると、30,000円以上で仕入れ可能・送料は一律600円。などと、いくら以上購入しても送料を請求する契約もあります。
こちらの足元を見られる場合や、かなり有名なメーカーで強気な契約提示の場合などにたまにあることです。
それでも取引をしたい場合もあります。かなり有名な商品で、ショップの質を高めてくれたり、お客様をたくさん集めることの出来る商品の場合、ある程度こちらが不利な条件でも飲む価値があると、判断する場合もあります。
この商品があるおかげで人が集まり、他の商品も同時購入などで売れていくからです。

手数料のしばり

代引き支払いの場合、手数料は必ずと言っていいほど、仕入れ側が負担します。たいていの取引上では当たり前のルールになっています。
この、代引き手数料がばかになりません。
ヤマト運輸や佐川急便の場合300円~400円、郵便局の場合260円かかります。

販売価格3000円、仕入れ価格1500円のものを売っているとしましょう。
利益率は50%になります。
これが、送料一律600円、代引き手数料340円かかる仕入れ取引だとしたら、
10個仕入れるのにかかる費用は、15,000円(仕入れ代金)+600円+340円=12,940円になります。
売値が30,000円ですから、利益率が44%にも下がってしまいます。
これをお客様がクレジットカードで購入した場合、クレカ手数料5%がとられるので、利益率は39%になります。
お客様が送料無料の購入方法をした場合、これに送料もかかるため、たとえば送料が実費600円したとしたら、利益率は25%ほどになるでしょう。
つまり、仕入れ時点では50%の利益率でも、実際に販売が完了してみると、手数料がたくさんかかり、結果25%程度になってしまうのです(実際はもっと下がります。ダンボール費とか印刷費とか加算すると・・・)。

これを考えると、仕入れ時点での「送料」「手数料」は、極力支払わないでよい方向で、契約をしたいものです。1%、2%が、利益幅を大きく変えてしまうことを忘れないでいきたいです。

支払い方法のしばり

クレジットカード払いが一番楽ですが、クレジットカードを使うと、相手側が手数料を払わなければなりません。こちらは支払い金額10,000円、と普通に払っても、受け取る側はクレカ手数料5%が引かれた金額9,500円しか入ってこないのです。
ですから、クレカ払いを嫌う取引先もあります。代引きか、銀行振込(もちろん振り込み手数料はこちらもち)での支払いに限る、という契約です。
この縛りはとても多いんです。特に、代金後払いで銀行振込請求、というのが当ショップの取引先の場合、大半でした。
月末しめの良く月末払い、という請求で、これもまた、振り込み手数料がばかになりません。600円以上かかってきます。
この契約内容の取引先が15社もあったら、毎月手数料だけで9,000円も支払わなけらばなりません。
1社1社との契約時には気づかないことですが、まとめてみると、手数料こちらもち、というのは、とても痛い出費です。
取引契約を交わすときに、ぜひ、「手数料」はどちらがもつかについて、しっかりと話し合ってください。

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